第33回「花粉シーズンを快適に過ごすための住まいの工夫」
皆様、こんにちは。
現在、花粉の飛散がピークを迎え、くしゃみや鼻水、目のかゆみに悩まされている方も多いのではないでしょうか。
特に今年は花粉の飛散量が多く、例年以上に対策が欠かせません。
そこで今回は、住宅会社の視点から、家の中で花粉を減らし、少しでも快適に過ごすためのポイントをご紹介します。
玄関で花粉をブロック!
玄関は外から持ち込む花粉の侵入口です。以下の対策で、家の中に花粉を持ち込まない工夫をしましょう。
•玄関で上着を脱ぐ:コートやジャケットには花粉が付着しやすいため、玄関で脱いでおくと室内への持ち込みを防げます。
•花粉キャッチマットを活用:玄関マットは目の細かい素材のものを選ぶと、靴についた花粉を効果的にキャッチできます。
•手洗いスペースを設置:玄関近くに手洗いスペースがあれば、帰宅後すぐに顔や手を洗い、花粉を落とすことができます。
窓の開け方に注意して換気する
花粉の飛散が多い時間帯(10時〜15時)は換気を避けるのがポイントです。
•窓を少しだけ開ける:全開にせず、10cm程度の開閉にすると、花粉の侵入を抑えつつ換気ができます。
•対角線上の窓を開放:空気の流れを作り、短時間で効率よく換気しましょう。
•花粉カット機能付きの網戸を活用:網戸の目が細かいタイプを使用すると、花粉の侵入を防ぎやすくなります。
室内の空気環境を整える
花粉が室内に入り込んだ場合でも、空気環境を整えることで快適に過ごすことができます。
•加湿器を活用:花粉は湿度が高い環境では舞いにくくなるため、適度な湿度(40〜60%)を保つことが重要です。
•空気清浄機を設置:HEPAフィルター搭載の空気清浄機を使用すると、花粉を効率よく除去できます。
窓まわりの工夫で花粉をカット!
花粉は窓から入りやすいため、窓の種類やカーテンの選び方も重要です。
•縦すべり窓を採用:開閉幅が狭く、花粉が入りにくい構造です。
•グリーンカーテンの活用:植物を窓の外に配置することで、花粉の侵入を自然に防ぐことができます。
•防汚加工&帯電防止加工のカーテンを使用:花粉がつきにくく、お手入れも簡単です。
室内干しでも快適な洗濯スペース
外干しは花粉が付着しやすいため、花粉シーズンは室内干しがおすすめです。住宅の計画段階から室内干しスペースを確保しておくことで、より快適に洗濯ができます。
•ランドリールームを設計:専用の室内干しスペースを確保すると、効率よく洗濯物を乾かせます。
•浴室乾燥機や除湿機を併用:湿気対策をしながら効率よく乾燥させましょう。
•ホスクリーンなどの室内物干し設備を活用:使わないときは収納できるため、スペースを有効活用できます。
花粉対策を意識した住まいの工夫で、家の中を快適に保つことができます。
玄関での花粉ブロック、換気の方法、空気環境の整え方、窓まわりの対策、室内干しの工夫を取り入れることで、花粉の侵入を最小限に抑えられます。
当社では、花粉対策を考慮した住宅づくりのご相談も承っております。快適な住まいづくりのために、ぜひお気軽にご相談ください。